Last Update 2023.11.07

(令和5年11月)
今年の秋は例年になく降水量が少なく、気温こそ高いもののミカンの品質向上に好都合な天候が続いています。例年であれば高温多雨により着色遅れや浮皮などの生理障害が多発しますが、今年は果実品質も良く高品質生産に適した条件が整っています。ただ降雨も少なく土壌も乾燥傾向ですので、樹勢や耐寒性の低下にもつながってきます。翌年の春芽を確保する目的で秋肥を施用しましょう。今後は収穫がより一層忙しくなりますが、ハサミ傷やホゾ高など果実腐敗の原因となるような事柄には十分注意して計画的に作業を進めてください。
- ※腐敗防止剤については10月号を参考にしてください